寿司屋にて。

日本で、正月の二日、食べるところをさまよって探していた時のこと。
人気の回転寿司屋は開いてました。
正月だから、気分的に寿司もいいかなと入ったはいいけれど、座ってネタを見て、選択ミスに気がついた。
そう、正月なんだから漁なんて誰も出ないよね。
正月特別寿司と名づけて工夫された、華やかな見た目の上方寿司を投下して誤魔化していたけれど、ネタはギリギリの冷凍もの。
マグロとかは変わらずなんだけどね。

「ママ、くうちゃんは、いつも食べてるエビのお寿司!」
鰯はなくても甘エビはあった。
冷凍もので、身が細ってて、誤魔化す為に三匹使いで握ってあるけど、そこまでくうまはわかるまいと思って、アレだよと指をさしたわけです。

「あれは、くうちゃんの好きないつものエビじゃないよぉ」
と自信たっぷりに言い張るくうまを、あれがくうまの好きな甘エビだよ。
いつもと何も変わらないよと、サビ抜きにしてもらって、目の前に強引に置いて説き伏せた。
一応素直なので、置かれると食べるやつですが(笑)
のたまったのでした。

「ママ、やっぱり違うよっ。だってくうちゃんの好きなエビはね、口に入れるとプリッとして、それから甘ーくとろ~っととろけるんだもん。だいたい、見た感じがツヤツヤしてて、すっごく美味しそうなんだけど、これは元気ないんだもの


いやあ・・・ここまでわかって言ってたとは思わなかったですよ・・・(大汗)
確かに違うと言うしかないよね。もう。正月は漁師さんもお休みだから冷凍もの使ってるって。


焼肉屋で松の実粥を食べた時、「このお粥美味しいねえ。優しく入っていくところが美味しいんだよね」とのたまうし。

感動したサバ味噌を、その場にいなかった私にどう美味しかったか説明してくれた時は、「サバの身と皮の間に、びっちりと覆うように分厚く脂があって、それが甘い味噌の味で、口に入れるとトロ~ンとするのが、くうちゃんはすごく好きだったんだよぉ」なんて言うし。

子供の舌はまだ未発達というけれど、ほんとうだろうか。
少ない語彙の中からも、自分なりの表現力でちゃんと感動や疑いを言い表しはじめたくうま。
ちょっと前までは、ここまで表現力がついていってなかったから、もしかしたら、私達が美味いというものを、雰囲気で美味い美味いと食べてるんじゃないかと疑うこともあったけれど。
子供も、かなり色んなことを感じながら、自分の「美味しい」を決めてるんですねぇ(感心)
最近、くうまとご飯を食べるのが楽しいのです。



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by africaespa | 2008-03-21 03:39 | 子どもの視点

子供と一緒に楽しむ南スペイン。


by africaespa