放課後の使い道。

くうまの学校が始まって二週間が過ぎようとしてます。
とはいえ、9月はウォーミングアップみたいなもので、本格的に始まるのは10月から。

今年からこの学校も、とうとう食堂の仮設置をはじめました。
今まで多目的に使っていた大教室を、昼にケータリングを入れて昼食を提供する試み。
これによって、4時から6時も子供達は学校にいることができるようになりました。

ただ、食堂で食べられる子は、親が共働きの子に優先権があり、人数制限があります。
OKの出なかった子で、放課後学校のアクティビティを受けたい子は家に食べに帰って、午後にもう一度学校に戻るということに(親は一日4回送り迎えするってことです 汗)

我が家ももちろん、色々と考えたわけです。
食堂で食べることを考えるなんて、我が家にとっても初めて。
実際、くうまが2時に帰ってこなければ、私はなんて自由なのでしょう。
午後学校に残ってくれて5時に迎えに行けばいいとなると、想像つかないくらい自由っ。

でも、本当にいいのかどうか心配になって、色んなお母さんに聞きまわってしまった。
多くのお母さんは即答で「もちろん!」でした。
そうだよね、預けて働けるものね。家ももっと綺麗に保てるだろうな。
でも、なんだか不安。一日の大半を学校に任せて皆不安じゃないの?
誰も注意しない、野放しの食堂で、子供だけで食べさせたら、好きなものだけ食べて好き放題残すようになってしまわないだろうか。
日本の学校のように各教室で先生が教えつつ食べるわけではなく、全学年が入り乱れて一つの食堂で食べるのです。しつけをする人などいるわけもなく。

そんな迷いもあって、食堂は今年は申し込みませんでした。
相変わらず2時にピックアップ。
必要なら四往復する覚悟(嫌ですが)

じゃあ、アクティビティはどうしよう。
面白そうなものが目白押しです。
サッカー教室・・・は、くうまは興味がないので考える余地なく却下ですが。
チェス教室、バスケットボール教室、パソコン教室、工作教室、英語教室、スペイン語サポート、勉強のサポート・・・。

教育について私にとって興味深い友人、ドイツ人のカティアは。
食堂を申し込んではいた。
そう、彼女は働かねばいけないから、いつも2時に終わる事を嘆いていたので。
でも、放課後のアクティビティは申し込まないと言っていた。
彼女の意見はこう。
仕事で止む無く食堂を申し込んでるとはいえ、4時まで学校に預けるだけ充分だもの。
子供達はそのあと自由時間じゃないと。

そうなのです。
楽しげなアクティビティが並んでるとはいえ、自由時間ではないのですよね。
友達と遊べるとはいえ、自由に選んで好きなことして遊ぶのとは、意味合いが違う気が。

ここで私の思考も揺らぐ(笑)

火・木は、すでに水泳教室が入ってる。
金曜日、今年もくうまはバイオリンをやりたいと言っていて。
なのに、月・水にある放課後アクティビティの「工作」もやりたいと言っていて。
すると、月曜から金曜まで埋まっちゃうわけで。
本人が好きなものばかりで埋まるとはいえ、6歳のくうまが平日やることに追われてる自分を想像できるわけなく言ってるのは、すぐわかることだものね。

そこでもう一人、今年からマドリッドからこの村に越してきたイサベルにも聞いてみた。
数年前からここに引っ越そうと家を買った彼女のそばに私達が住んでいたので。
もう随分長いこと私のとてもいい友達。
マドリッドの公立学校でチェロの先生をしていた、二人の女の子のお母さんでもある。

たぶん、仲良しのカティアよりも、感覚的なものはイサベルの方が私に近い。
さらに、村の中で一番きちんとスケジュールをこなす私よりきちんとしているからすごいっ。
(彼女に言わせると、私はすでにアンダルシア人らしい 爆)

曰く。
「食堂は働かなきゃいけない人が止む無く預けるものよ。
預けて子供に何も益はないわ。」

なるほど~、説得力あるので、なんだか安心しちゃった私(爆)

曰く。
「アクティビティもパス。
学校でやるもの、補助が出て安く出来るものなんて、本気でやりたい子が来る所じゃないから、まずレベルは期待しちゃいけないのよ。単なる時間つぶしに親が預けるだけのものよ。
それに、小さな子供時代は、アクティビティより落ち着いて遊ぶ環境が大切だもの。
学校に縛られる時間はね、成長と共に増えていくんだから、子供達が自由を満喫できるのは今だけなのよ。
今思い切り遊んだ子は、大きくなって一日中勉強しなくちゃいけない時でも頑張れるけど、今から学校に縛られる子は、ある日振り返って疑問を持つわけ。
目の前に美しい海があって、毎日お天気で楽しく遊べる環境にあるのに、なんで塀の中でアクティビティに参加させなきゃいけないの?」

まあね、子供によっては、学校で友達と遊ぶこと=遊ぶことだったりもするから、一概には言いきれないものがあるけれど。
少なくとも、彼女の子どもマリアとルシアは、家で二人で遊ぶのがだーい好き。
くうまも、家で絵を描いたり、レゴをしたり、空想するのがだーい好き。
だから、きっと週二日の水泳教室、根性あるなら金曜日にバイオリン入れるくらいで充分ね。

そんな感じで、やっと私も結論を出し。
昨日締め切りだったアクティビティはまったく取らない事にしたのでした。


色んなお母さんと、こんな風に話すの、私は大好き。
いろんな考え方があるなあとよく思います。



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by africaespa | 2007-09-28 20:21 | 子育てで思うこと。

子供と一緒に楽しむ南スペイン。


by africaespa