くーまとバイオリン。

我が家には楽器が一杯あります。
弦楽器だけで、クラッシックギター、エレキギター、ブラジルのカバキーニョ、
ハワイのウクレレ。
振って音を出すブラジルのカシシ、カポエイラの必需品ビリンバオ、指で爪弾きココの実に共鳴させるカリンバ、インドの太鼓、プロ用タンバリンのパンデイロ、スペインと言えばカスタネット、アコースティックハーモニカ、サンバホイッスル、そしてエレキピアノ。
さあ、なんでも来いっ!とくうまに教えるのを楽しみにしていたパパですが。

「バイオリン、やりたい」

・・・バイオリン、弾けたっけ?
「弾けん。」
さすがのパパも弾けなかった。
サンバホイッスル専門の私は、もちろん論外~(苦笑)

バイオリンてさ、音出すの大変みたいよ。
ピアノみたいに触れれば音が出るのと違ってさ、きれいな音出すのに2年の丁稚奉公。
きれいに弾けるようになるまで10年の武者修行なのよっ。(←あくまで想像)

でも、頑としてバイオリンって言うのでした。

夏に、デビッドの家に行った時、バイオリンを習っているエリッサが、くうまの前で弾いて見せてくれたらしくて、そのきれいな音に感動したのですって。
パパがギターやピアノやハーモニカ聞かせてあげてもなびかなかったのに、「ちょっとお姉ちゃん」の影響力ってすごいっ。子供ってこんなもんですよね。

なんでもいいから、楽器を一つ弾けるようになってもらいたい母としては、このさいです。
村の役所に聞きに行ってみました。
するとね、週一回30分個人授業で、一ヶ月25ユーロというものがありました。
バイオリンは一ヶ月6ユーロで貸し出してくれるそうです。

週一回30分なので、たいしたことはできません。
家で練習した成果を先生に見てもらう感じ。
先生はオーストリア人の声楽を勉強中のコケティッシュで美人なお姉さん、カリン。
綺麗な音に包まれて、優しい先生と柔らかな楽しい雰囲気で過ごす30分は、次の一週間後まで家で頑張る気持ちを盛り上げるってかんじでしょうかね。

6歳の子に大切なのは、「この楽器、好き!」って気持ちを盛り上げることに尽きる気がします。
なので、カリンは最高でした。これはいいっ。
私なんて、子供の頃に、ピアノを習いに行った先生が最悪で、いつも「上手」か「下手」か比べる先生でした。課題が終わったらハナマル付けてくれますが、ちっとも面白くなかった。
上手な子には大喜びし、いまいちの子にはいまいちの反応。
素直な先生だったのかもしれないけれど、今思うに先生としては失格だと思う。
そして私は、ピアノから遠ざかったのですが。
大人になって、ピアノを勉強しなかった自分にも後悔です。

プロを目指すとか、お金を稼ぐ手段とかとはまた違って、音楽のすごい所は、簡単に国境を越えられること。言葉の通じない世界であろうと、楽器でうちとけあうことができるところ。
世界を旅するときに、楽器ができるということは、素晴らしいメリットなのですもん。

でも最初に出会う先生が、その子のこの先をも大きく左右するので、これはとても大事。
大切なのはバイエルを上手に弾ける事ではないし、三重のハナマルだ五重のハナマルだとそれを目指すようなお習い事は、いつしか誰かに褒められる為の音楽になってしまう。
習わせて興味を失わされるより、習わせないままでいるほうがいいと思う。
興味さえあれば、いつしか自分で勉強するものですから。

とりあえず、我が家にバイオリンが来ました。
e0023086_21382212.jpg

e0023086_2139119.jpg

e0023086_21393290.jpg


バイオリンって、最初に音を出すのが難しいと思っていたのですが、別に丁稚奉公2年ってわけじゃないのですねぇ。
もっとドラえもんの静香ちゃんみたいにギコギコなっちゃうのかと思ってましたが。
くうまは、最初からちゃんと音出せました~(パチパチ)。
ちなみに、私も。
パパなんて、適当に音階探して曲弾けちゃってましたし。
今まで超特殊楽器だと思っておりました、私(爆)

とにかくカリンは、お金払ってくうまを預けても大丈夫だなと思えました。
あとは、くうまの興味がどこまで続くかだけですね。
6ヶ月続いたら、もうちょっとくうまの「バイオリン熱」を信じてあげてもいいけど(苦笑)
どうかな~・・・。


[PR]
by africaespa | 2007-01-28 21:46 | 子どもの視点

子供と一緒に楽しむ南スペイン。


by africaespa