銀行を変えてやった。

銀行を変えたら、すっきりしました。
それはもう、すごくすごくすごくすっきりっ。
こんなことなら、もっと早く変えればよかったです。

今までの銀行は、私がスペインに来て初めて口座を作ってから7年、パパもまた、その銀行で口座を開いて、ゆうに15年のお付き合いだったのです。
その銀行の名は、もう縁を切るから言っちゃうけど「サンタンデール銀行」。e0023086_315414.jpg



スペインNo.1の銀行です。
ロゴはこんな温泉マークのくせに。


この銀行、口座名義人のサインなしに、勝手に色んな契約しちゃうのです。
これが怖かったのっ。油断も隙もなくて。
チェックを怠ってると、あれ?なにこれ。となるのだもの。

「これ、なんのお金ですか?」
「あ、じゃ取り消しておきます」
取り消せるようなお金だったりする(汗)

「この維持費、どうしてこんなに高いの?」
「あ、じゃ消しておきます」
・・・すごいです。
実際、3ヶ月までなら遡って、データーを消すって操作ができるのがすごい。
たとえば、間違いで引き落とされたものなんかは、支払い先に間違いを申し立てるより、銀行でデーターを消してブロックをかけるほうが簡単だったりする、恐るべき柔軟さっ。


でもね。
一番すごかったのは、家を買うときの騒動でした。
建設中だった住宅の完成予定時期を大幅に上回った時、指定支払い日は、完成時まで延長ということになったわけですが。
でも、この取り決めは、完成を待つ全員に適用されたのではなく、プロモーターに聞きに行った人だけに適用されたのでした。
支払われる時期が遅れると、それだけプロモーター側は負担が増えるので、できれば支払期日は延期したくないってことで、苦肉の策というかせこいやり口と言うか。
私達は、当時3ヶ月タイ旅行をする予定になっていたので、早々にその確認を済ませ旅行に出かけました。
スペインは、引き落としにものすごく間違いがあるので、お金の入ってる口座のほかに、カラの口座を持っていて、必要な時にそこに移していたのですが、支払いが延期となったので、カラ口座にお金を入れないでスペインを後に。

でも。
案の定手違いで、ものすごい大金が勝手に引き落とされており・・・。


旅から帰ってきて、山のような封筒に目を通してたら。
なんと!
なんとなんとなんと!!
口座がどこもかしこも、赤、赤、赤。
ものすごい額の借金で、私の口座がまっかっかになっておったのです。
それはもう、目もくらむような金額の「マイナス」
それが、ひと月、ふた月、み月経つうちに、見事に雪だるま式に膨らんでおるじゃないっ(汗)
心臓ばくばく。
宮部みゆきの「火車」の主人公にされた気分っ(うれしくない)
なんの手違いか、なにが起こったのか、見当もつかないまま、次の封筒を開けると・・・。

・・・・・・・・・「生命保険」(汗)

なんじゃ?この保険。
と内容をよーーく読んでみると、「旦那0、子供0」なんて書いてあって、
銀行にサインなしで勝手に生命保険に入れられておったのです。
「独身」という内容で(汗)
・・・多額の借金を持つクライアントを、銀行って勝手に生命保険にぶち込んでいいことになってるのでしょうか?
もしかして、刺客送るつもりか?(怖)

次に出てきたのは、借用証書。
借金の利子。
ついでに、勝手に入れた生命保険の保険料まで引き落としてるし・・・。
銀行、やりたい放題(滝涙)

なんというか、怒りとも驚きとも悲しみとも言えぬ憤りを感じて、涙が後から後からこぼれ。
もう、「なんで?」しか言えなかったのを覚えておりまするるるるる。
今思い出しても、恐ろしくて、胸が詰まりそう・・・。


なーーーーーんにもサインしてないのに。


最初に行くべきは、間違って引き落としたプロモーターか、勝手に借金地獄にした銀行か?
絡んだ糸のどこからほぐしたらいいのか、パパと考え、まずプロモーターへ。
次の日の朝までの時間は長くて、もしも何かの手落ちで、借金が完全に消えなかったらどうなってしまうの?と、考えただけでも不安で、さすがの私も(←神経が高ぶって夜眠れないということがない人)、生まれて初めて眠れぬ夜というものを過ごしましたですよ。

プロモーターに行きました。

期日延期になったって言わなかった?
「あ、それは期日の話を聞きにきた人だけね」とのたまう。
私達、聞きにきたじゃん。あんた、くうまのこと大きくなったねぇって言ったぢゃんっ!!(怒)
「あ、ああ、そうだった、そうだったよぉ。」
そうでしょ?おぼえてるでしょ?おぼえてるよね?
ここでおもむろに、銀行通帳を見せたのでした。ばーろー!
「・・・なんでしょうか?」
あんたが勝手に引き落としたことによって、発生した支出ですがなっ(わなわな)


まね、結局ここで借金に伴った利子とか何だとかは、全部プロモーターが責任を持つことになったんで、良かったのですけどね。
何故か振り込まれた額は50ユーロ足りなくて、むかつきました。
パパは、50ユーロぐらい諦めようって言ったのですが、当時1歳だったくうまの「おむつ代」を考えると、2パック買えると思うと、悔しくて悔しくて、恥を忍んで言いに行ったのに。
「あ、たった50ユーロね。じゃあこれは、完成時の清算の時でいい?」
って言われて、たった50ユーロならオメーのポケットマネーで払ってみれっ!!
と胸ぐら掴みそうになった手を引っ込めてやったのに、結局支払ってくれなかったのよね。
いやまあ、過去の話だからいいんですが・・・(って、まだ根に持ってる)


そうそう、今日のテーマは銀行ですってば。

銀行の私達の口座担当者は、
「家を買うって言ってたから、そのお金かなぁって思って」
って、気を利かせて払っておいてくれたらしい(←善意)

「カラ口座にお金が足りなかったから、利子の少ない借用金を当てておいたよ」
と言ったのです。
預金を解約してカラ口座に移すまでの権限は、さすがになかったらしいが。
勝手に金貸して利子取るな!

プロモーターの引き落としは手違いだったことを告げると、
「そうなんだぁ」と一言(他人ごとね)。
ところで、この保険はなんなのでしょうか。
「あ、解約する?」
この一言で片付けられたのでありました(滝涙)

あの・・・、ここにね、旦那も子供もないって書いてあるんですけど・・・(嫌味のつもり)
「なるほどぉ。心配しないでっ。もう解約するんだし~

だれのせいやねんっ!



とね、こういうことがあって以来、この銀行を一瞬たりとも信用してなかったのですが。
長い付き合いだと、スペインの銀行ってものすごく融通が効くのです。

たとえば、地盤沈下騒動の末、また家を買いなおしたときのこと。
大きなお金がまた動いたのですが、大体こう言う時はチェックにして払うわけで。
長く付き合ってたグラナダの銀行は車を飛ばして1時間もかかるので、一番近いサンタンデール銀行でチェックを作った時である。
「手数料、350ユーロいただきます」
頭金なんてたかが知れてる額だったのに、350ユーロもとりやがったのであった。
「うちの銀行はチェックは、一律350ユーロいただく決まりになっております」と言われ。

次にもっと大きなお金を支払う時、グラナダの知ってる銀行の方に行くと。
「このくらい手数料もらっていい?」
・・・・・・20ユーロだった(嬉し悲し)



知っているのです。
スペインとはこういうところなんです。
だから、繋がりをものすごく大切にするし、なかなか切れなかったんですが。

去年、住宅保険に勝手に入れられてたので・・・(ぶちぶちぶちぶちっ


さて。
新しい銀行はどこにしたか。
「カイシャ銀行」です。
各方面から薦められたので、ちょっと期待~。

パパが15年間サンタンデール銀行でもらったことのなかった、「景品」をもらいました(爆)
日本の銀行みた~いっ(感激)
長く日本を離れると、景品もらっただけでこんなに喜んでしまう自分が悲しいけど。

くうまには、色鉛筆や絵の具やクレヨンが全部入ったお絵かきセットですよっ!
大人には、かっちょいいシルバーの皮ケース入り旅行用携帯時計に、オシャレなキーホルダーを二つもっもっ!!
すごいっ、カイシャ!えらい、カイシャ!!

しかも、口座に維持費&各種サービスがパックになった月額2ユーロを払うと、維持費とキャッシュカード維持費と、月一回までチェックにするのがタダ、一回まで送金手数料もタダになっちゃうそうである。
チェックにする手数料350ユーロも、送金手数料350ユーロも、こっちの銀行で月2ユーロ払えばタダなのだからね。
銀行って、手数料って、なんなんだー!!!(絶叫)




いや、もういいんです。
悪夢は終わりました。
今は久しぶりに美容院へ行った時のように、すがすがしい気持ち~(るん)




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by africaespa | 2007-01-27 03:27 | 母のつぶやき

子供と一緒に楽しむ南スペイン。


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