子供の脳と文字

毎日、絵本の「シンドバットの冒険」を読ませて1週間目が過ぎました。

読みたがらないくうまでも、1ページ1ページが奇想天外なおかげで、なんとか続いてます。
問題の「d」と「b」と「p」と「q」も、すっかり間違わなくなりました。
あとは、毎日毎日少しでも読むことを数ヶ月も続ければ、すっかり問題もなくなりそうです。

そして面白いことに、以前は読もうとしなかったひらがなを、アルファベットよりもすらすら読みはじめました。しかも、文字への集中力がついたのか、一度教えると、同じ字をあっという間に覚えて応用させて次の言葉も読めるようになってました。
年齢が6歳になると、ずいぶんと系統だった思考になると聞いているので、そのせいなのか、先行してアルファベットをやっているからか。
とはいえ、アルファベットにかける時間よりも少ないというのに、ひらがなの方がすらすら読みます。不思議。

ABCで構成される単語への読解力があまりになくて、最初唖然とし、「失読症」の可能性あるのだろうか・・・と、ネットで調べた瞬間もあり(苦笑)
その時、面白い記事を見つけました。
イギリスのある学校で、失読症の子供達はヨーロッパの言語より苦労せず、日本語を覚えられるという結果が出たそうです。→記事はこちらから
この記事ばかりでなく、アルファベット圏の失読症の子供達が表意文字なら読める等の話が多く出ていて、失読症と一口に言っても、アルファベットへの失読、ひらがなへの失読、表意文字への失読、etc・・・使う脳の部分が違い、そして脳の問題箇所が違うから、こういうことが起こるのだそうです。

まぁ、今の所、「fuertemente(フエルテメンテ)」くらいの単語になると、音をだして確認し終わる頃には、先頭文字の音がなんだったか覚えてなくて、読めないって感じですが。
一応短い単語の塊は読めてるんで、くうま君はなんとかなるかなと思っております。
でも、これだけ「読む」ことに苦しむくうまなので、「ABC」と「あいうえお」の差に興味深いものを感じてしまった、私でした。

でも、アルファベットに苦戦する原因をよく考えると、幼稚園3年間午前中だけの授業で、家では完全日本語教育ですもんね。「本」も、まとまった「単語」としての文字にさえ触れる機会が限りなく少なく、ここまできて、いきなり「読め」と言われるんだから、時間がかかるのも当然かなとも思ったりして。
家での日本語の方が圧倒的にボキャブラリ豊富で、活字に溢れた生活に対して、外でのスペイン語は友達との会話が主ですからね。
他の二ヶ国語教育をしている、アルファベット圏の外国人たちとはスタンスが違うので、比べちゃいけませんね。くうまが一番大変と思って、見守ってあげなければと思います。

ところで、失読症を調べていた時、単語カードに絵と言葉を同時に書いて、読むのではなく形として記憶させることと、文字を一字一字音にして単語の意味を知る方法とでも、脳の使い方が違うのだと書いてある記事を見つけました。
アルファベットも、ある程度「形」で覚える練習をすると良さそうですね。
ちなみに、単語カードは、イギリス式の幼児へ文字を教える方法だと、友人のカティアが言っておりました。これも、試してみようと思います。はい。


で、脳つながりでもう一つ。

これだけ文字に苦労するくうまを見ていると、つくづく今は右脳が働いてるんだなぁと思い、表意文字である、漢字を試してみました。

漢字は、6歳くらいまでに教えると、子供は絵として右脳で捉えるようになるらしいです。
対して、文字を習った以降に漢字を覚え始めると、左脳で「文字」として捉えるようになるそう。

6歳の誕生日前も、絵本の木の絵の側に、「木」とか、水しぶきの側に「滴」とか、船の帆絵の側に「帆」等と漢字をさりげなく書いて見せたりしてたんですが。
まだ間に合いそうなので、真面目に漢字を教えてみることにしました。

私がとても気に入ってる漢字教材はこれ。
e0023086_743180.jpg
幼稚園かんじカルタ」です。絵と、古代文字と、漢字がわかりやすくカルタになってます。
表意文字好きの私にも、これはたまりませんっ。我が家を訪れる外国人達が日本語に興味を持つと、漢字の説明をしこれを見せて、感動させてます(笑)だって圧倒的におもしろいもん。
そしてね、なんと!くうまはこれ、一日で半分覚えちゃったのっ
正確に言うと、漢字の方ではなく、古代文字の方をなんですけどね。
今はこれでいいんだと思ってます。一番大切なのは気楽で楽しいことなので。
絵と漢字の橋渡し的な古代文字が頭にあると、その後漢字が絵と結びつくはずだもの。

アルファベットに疲れたあと、漢字カルタをやると喜んでやるのですよね。
こういうの見ると、使う脳の場所が違うんだなぁって実感できて、とても面白い。
今の時期の子供って、目覚めてる部分と眠ってる部分があって、すごくアンバランスで、実験するのが密かに楽しい母なのでした(笑)
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by africaespa | 2006-11-30 08:18 | 二カ国語子育て&絵本

子供と一緒に楽しむ南スペイン。


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