女の子って、こわい。

今日、くうまにとってかなりショッキングなことが起こりました。

いつも遊んでるヤラちゃんを、今日は学校帰りに一緒にピックアップして家でご飯を食べさせ、二人で遊んだ日。
久しぶりに晴れたので、ご飯を食べた後は海岸の公園へ二人を連れて行きました。
とても仲良く遊んでいた二人。
途中で、同じクラスのアリシアが来て、三人になりました。
三人で遊んでいると、やはり同じクラスのフィリッパが来て、四人に。
それから、一つ下の女の子マヤとその女友達が来て、六人に。
男の子はくうま一人で、女の子五人でした。

階段付きの家型の滑り台でみんなで遊んでいる時のこと。
くうまが階段から飛び降りて見せました。
一人が同じように飛び降りて、もう一人も飛び降りて・・・。
くうまがまた飛び降りようと階段のもっと上の方で座って、順番が来るのを待ってました。
ヤラが階段の途中から飛び降りたら、飛ぶタイミングが悪くて、下にいる子とぶつかっちゃった。

これだけのことだったのです。
誰も見てませんでした。私以外。
私は、女の子にくうまがもしも乱暴に手を振り回したりふざけたら、階段だから危ないなと注意して見てたんです。

なのに、何故かヤラはいきなりくうまを怒り始め。
くうまは、「僕何にもしてないよ」と怒り。
泣きながら走ってきて、お母さんにくうまが押して落ちたって言ったんです。

私はすぐに訂正しても良かったのだけど、ヤラの性格を知ってるので、自分だけうまく飛び降りられなかったのがよほど恥ずかしかった上、ぶつかっちゃったのも恥ずかしかったから、くうまのせいにしたんだなあとわかりました。
くうまは、別に気にしないだろうから、私も敢えてヤラのプライドの為に、彼女の前で否定はしませんでした。
彼女がいなくなってから、こっそりね。
くうまは何もやってなかったよって、ヤラのママにちょっと言っておく程度で。

しかしですね、残りの4人の女の子達が、ヤラに駆け寄り、何があったのか聞きはじめ。
突然話がややこしくなったのです。
くうまが階段からヤラを押して、突き落とした。という話に。
いきなりシカトがはじまったんです。
くうまは「やってないよ!」って言うけれど、「ヤラに謝んなさいよ!」攻撃。
くうま、だんだん泣きながら怒ってる。
女の子達、それを見てね、笑うんですよ。
私、すべてがわかったので、その場に行って言いました。
ヤラは嘘をついてるとまでは言うのを考えてしまったので、
「同じクラスの友達なのに、どうして一緒に仲良く遊べないの?」と聞いてみた。
一人が、ヤラのことをくうまが突き飛ばして落としたからよって言うので、
「くうまが強く押して、ヤラが落ちたの?くうまは押してないし、ヤラは飛ぶのがうまくできなくて、友達にぶつかっただけでしょ?誰も血を出していないでしょ?30分も前に起こったことを、まだそうやって遊べないの?」
それでもね、みんなくすくす笑いながら、だってヤラが押されたって言うんだものと。
なので、改めてヤラに言ったんです。
「私はね、見ていたの。くうまは押してなかった。ヤラは飛び降りるのが上手にできなかっただけでしょ?そして友達とぶつかっただけでしょ?」
ヤラは何も言わなかった。
「私はヤラは好きだけど、もしもずっとくうまが押したと言うのなら、私は怒るよ」
ヤラは何も言わなかった。
「仲良く遊べないならもういいわ。さ、くうま帰ろう」
くうまはすごく悔しがって、僕はみんなと遊びたいのにぃって泣いて泣いて。
それでも女の子たちはそういうくうまを、笑うんですよね。
一人だけ、こういうグループを組むことを後ろめたく感じてる子はいたけれど。

私は怒り狂ってたので、ヤラちゃんのママに
「私はヤラをむちゃくちゃ怒ってるから、もうくうま連れて帰る!」
と理由を説明しました。
アリシアのママにも、フィリッパのパパにももちろん。
女の子は確かに男の子より力が弱いから、本当に叩かれたりするけれど、自分のやったことを恥ずかしくて認めたくないために、男の子にやられたって嘘をつくこともある。
そして、誰もが泣いてる女の子に味方するのを知ってるのですよね。
驚いたです。
そして5、6才ですでに、女の子は徒党を組み始めているのですねぇ・・・。

私、徒党を組むの、子供の頃からでーーーっきらいなんで(ムカッ)

ママに説明されたアリシア、さっき私の言ったことに一番反省した顔をした子は、すぐにくうまに謝りました。よかった。
一番煽動していたフィリッパですが、説明しようとしないパパ。
「あんた、弁護士なら娘に説明して解決しなさい」って言ったけど、娘をすでに御せない父になってました。
問題のヤラ。
皆が帰った後も、くうまに謝らせようとママは頑張ったけど泣くばかりでした。
「今ここで仲良くならないと、明日も明後日も一緒に遊べなくなっちゃうよ。」
誰が言っても、もうヒステリックに泣くばかり。もうダメでした。

家に帰る道すがら、くうまはまだ悔しさに涙が込上げてました。
「あんなふうに笑うなんて、すごい悪いよね!」
「叩くよ!って言っても笑うんだよ!」

でも、くうまは最後まで女の子を叩きませんでした。
そのことを、すごく褒めてあげました。
女の子がこういう感じになってくると、男の子が悪くなくても、怒って叩くと立場はさらに悪くなりますからね(苦笑)
女の子だけは叩いちゃいけないよ。恐ろしいことになるからねと、念を押しときました。

それと、同じ様なシチュエーションだった映画を思い出したので、
「くうまはやっと「グリンチ」の悔しさがわかったんだね。「グリンチ」があの時怒ったのは、みんなに笑われて、同じくらい悔しかったからなんだよ」
(クリスマスをすごく嫌うヒネクレもののグリンチが、どうしてそこまでクリスマスと人間嫌いになったかという理由が、本当に可愛そうで、今日のくうまのようなシチュエーションだったんです)

そして、その晩は「グリンチ」をたっぷりじっくり見たのでした。
くうまには、わかってくれるママとパパがいるけれど、グリンチはたった一人。
かわいそうだねぇって一緒に泣いてました(笑)
シンディーがグリンチに優しくしてくれて、やっと救われたのを見てほっとしてました。

こんなに、主人公の「負」の感情を理解したのは、たぶん生まれて初めてのことと思います。
嫌なことを体験しなければ、人の気持ちがわかるようになるのは難しいですからね。
ああでも、「グリンチ」があってよかった・・・と思いましたよ~(安堵)
映画って本当にいいですねぇ、こういう場合。

でもね、最後に一言くうまが言いました。
「みんな男の子は、だから女の子と遊ぶのやだって言うんだね」だって。
男の子と女の子に分かれてくる、そういう時期なのかなぁ・・・。
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by africaespa | 2006-10-25 07:28 | 子育てで思うこと。

子供と一緒に楽しむ南スペイン。


by africaespa