子守唄。

昨晩、くうまは寝ていてベッドから落ちました。
そして半分寝ぼけたまま、わんわんと泣きました。

くうまは赤ちゃんの頃から滅多に泣かない子で。
お腹すいた時とわかりやすい理由で以外ほとんど泣かず、夜泣きもほとんどせずって子でした。
大きくなるとともにさらに泣かなくなり、今は本当に泣きません。
友達とけんかして、突き倒されて痛い思いしても、平気な顔してて。
それが、あまりの泣きように、ベッドから落ちた痛みだけじゃないような気がしました。
小学校が始まって、いろんな新しいことを頑張っていたから、きっとそういうものが溜まっていたんじゃないかなと思えて。
いつもは「そんなに泣かないよぉ」って慰めるのですが、「泣いていいよ」と言ってあげると、赤ちゃんの時のようにあんあん大声で泣きました。本人寝てるんですけどね。
頑張るって、疲れますもんね。子供でもそんな気がして、頭をなでなで(笑)

こういう精神的に不安定な感じの時は、いつも背中をとんとんしながら、子守唄を歌ってあげます。
この日も、子守唄を聞いたとたん、泣き方が弱くなり、落ち着いてきて、そしてすぐに寝息に変わりました。

そういえば、メキシコ旅行の時も、くうまは一度夜中に熱を出し、いきなり吐いて、吐いた自分にびっくりして、すごい泣き方をしたことがありました。
なんだかものすごく動転していたので、横で寝てあげたら、「子守唄歌って」と言いました。
背中をとんとんしながら、子守唄を歌ってあげると、すーっと落ち着いたのか、すぐに寝息が聞こえ始めました。

熱がひどい時、病院へ連れて行く道すがらも、辛いのを我慢する為に、子守唄を聞きたがります。

私は実は、いつかこんな風に役に立つような気がして、歌ってあげる子守唄のうち、必ずいつも歌うものを一つ決めていました。
くうまが生まれた時、改めて歌おうと思ったら、歌詞をしっかり覚えていたのが、一つだけだったというのもありますが(苦笑)
ゆりかごの歌」です。
自分が歌うようになって初めて知りましたが、北原白秋作詞なんですね(妙に感動)
歌詞を覚えていたのは、私の母がいつも歌ってくれたからで、私はこの歌が子供の頃から特別に好きでした。
生まれた時からずっと聞き続けながら眠るのだから、そのうち、この歌を聞くと条件反射的にほっとして、すーっと眠るようになるんじゃないかと思い。
飽きちゃうかなと不安になりながらも、浮気もせず「ゆりかごの歌」を繰り返し繰り返し、眠るまでずっと歌い続けました。
夜泣きした時も、歌い。
眠れないと言ったら歌い、怖い夢を見たと言えば歌い。
月日とともに、歌う時間が短くても眠るようになり始めたので、その後は痛くて泣いた時、強く怒られて泣いた後、病気で辛い時、など等いつも抱っこして歌ってあげました。

そのうちいつの間にか、くうまも歌詞を覚えてい。
私が風邪をひいて寝ていると、心配げに横に来て同じようにとんとんしながら歌ってくれた時は、なんだかうれしかったです。

たぶん、くうまの中では、私の声で聞く「ゆりかごの歌」は特別なものになっている気がします。
単なる「歌」ではなく、赤ちゃんの時の母に全幅の信頼を置いているときの安らぎに戻れるスイッチが入るような。


話は変わりますが、私が小さかった頃、お腹が痛くなると、母が手を置いてくれました。
「こうやって手を置くと治るのよ」
真剣な顔でずーっと温かな手を置いてくれていて、するとお腹がほかほか温かく気持ちよくなってき、不思議と治ったものです。
あれは、信じていたから治ったのか、本当に治す力があったのかわかりませんが、治りました。
手当てという言葉が、手を当てるところから来ていると聞くと、人間の手にはそういう力があるのかもしれないと思ったり。
きゅーっと痛いときは手を置いて治し、しくしく痛いときは様子を見て病院へでした。
私も、くうまがお腹をきゅーっと痛がるとき、最初に手を摺り合わせて十分温めてから手を置いて治してあげます。
くうまもやっぱり治ります。面白いことに(笑)

お母さんは、自分の子供にだけ、小さな魔法が使えるのではないか思います。
そう感じた時、より子供がいとおしくなりました。
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話と関係ないですが、くうまのイタズラ描き。黙々と描いてると思ったら・・・・(笑)
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by africaespa | 2006-10-24 06:20 | 子育てで思うこと。

子供と一緒に楽しむ南スペイン。


by africaespa