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モロッコのクレイ。

ネットを漂っていたら、mi casitaさんの「ガスール」という記事にヒットした。
なんでも、モロッコで伝統的に使われてきた、石鹸のように使えるクレイだそうな。

さらに、モロッコにしか生息しないアルガンという木から採れる幻のオイルがあるらしい。

興味を持って、色々とググってみたら、たくさんヒットしました
日本でも売られているし、ヨーロッパでは随分前から愛用されているものだそうで。
うーん、知らなかった。グラナダのアラブ街に住んでたのに・・・。
当時はスペイン語がカタコトだったから、モロッコの文化と健康についてモロッコ人と議論なんて考えられなかったもんね。
アンダルシアから一番近い外国、モロッコは何度も旅してますが、隙あらば騙そうとする人々と、必ず星をさば読んでるホテルと、ハエと縁が切れない食事に、いつも打ち破れて帰ってくる感じの旅。パパが5日間謎の高熱で倒れたこともあり。3才だったくうまが熱にうなされて「スペインに帰りたいよぅ」と泣いたこともあり。私はまったく元気でしたが(爆)
あんなところに、そんな神秘があったとは。

さっそく、グラナダのアラブ街へ走っていきました(車で)
昔ご近所だったおっちゃんを見つけて聞いてみる。
「モロッコで使われてる、顔洗う泥って持ってる?」
「ああ、ガスールのこと?」
おおおっ!!一発ヒットじゃないっすか(感動)
「おお、それそれ、いくら?」
「3ユーロ」
「えー!そんな高くないんでしょ、ほんとは?」
「んじゃ、2ユーロ」
「昔のよしみで1.5ユーロでどうだ!」
「とほほ(涙)」
値切り倒して買ってしまった。1.5ユーロなら騙されてもいいよ。
なのに、ハーバルティーまでお土産にもらちゃって。ほくほく。

そそ、ついでにアルガンオイルのことも聞いてみた。
確かに希少価値の世界で一番高いオイルだそうで、モロッコでもそうそう手に入らないとか。
「それ買ってきてくれたら、あたし買うわ」
「無理だよ。オイルに詳しくなきゃモロッコ人でも騙されるんだから」
アルガンオイルは、モロッコ中部の港町エッサウィラで売っているらしい。
エッサウィラはモロッコの中で私が唯一好きな、気分のいい街なので、アルガンオイルを買いに行ってもいいかなって思たけれど、目利きじゃないと他のオイルと混ぜた嘘ものを掴まされるそうで・・・、内陸はスペイン語も通じないし、私が本物に巡り会う確率なんて0に近いわけだす。諦めました(早いけど 笑)

さてさて、これがその「ガスール」
モロッコのクレイ。_e0023086_735266.jpg

モロッコのクレイ。_e0023086_7355236.jpg

大喜びで手のひらに持って、お風呂に入ってみましたが、お湯入れて混ぜ混ぜしたのになかなか溶けない。こんなんじゃ毎回顔洗うの大変でしょうがないなぁと思ったら。
下手に揉んだりしたら溶けにくくなるから、水を入れて3分置くとクリーム状に変わるそうです。
やってみたら、ほんとにそうでした。とろーり(おおっ!!)
日本で売られてるガスールは100%添加物なしと書いてあったけれど、これはばりばりアラブなスパイスの香りがついてます。お香炊いてるみたい。でもリラックスするからいいか。

水を入れると、泥に反応して水がイオン化するんだそうで、溶かす時に多めに水を入れ、上澄みはイオン水なのでローションに使えるって。

洗顔には、ガスール2gに、水1.6倍入れて溶かした後、同量のハチミツに、1/3のオリーブオイルを入れるといいらしい。きな粉を入れるとさらにリッチな感触になるそうな。

ディープパックをするには、溶かしたガスールにアボカド1/2を加えるとか。

シャンプーには、ガスール5gを溶かしたものに、オリーブオイル小さじ1/5を入れる。

上澄みのイオン水は、日焼け後の手入れにも使える。

ってね。
手はじめに、ハチミツやオリーブオイルときな粉を入れて作ってみました。
トロンとした感触、泥遊びしてるようでたのしいいっ。そして気持ちいいです。
洗い上がりはしっとりで化粧水の吸収がいいかな。
その他の効果は、まだ始めて5日なのでわかりません。
高級美容グッズと違って、なにせ1.5ユーロだもんね。
日本の記事には、若い子達が、「肌がモチモチする」とか「シミが薄くなった」とか、一杯書いてありました。
私、若くないんで、効果出るのに時間かかると思うし・・・。
でも、バスタイムがすごく楽しくなったので、当分これで遊ぼうかと思ってます~(喜)



by africaespa | 2006-03-02 07:57 | 美味しい生活

子供と一緒に楽しむ南スペイン。


by africaespa